クズザンポーラ!
梅雨も明けて夏本番、暑さもますます本格化してきました。
ただでさえ暑い夏、見た目から涼しさを演出することは、夏を乗り切るためにも効果的ですよね。私は、夏になると暖色系のカーテンから、白いカーテンに替えるのが毎年の恒例になっています。生地が薄手で夏仕様だとか、そういうことは特にないのですが、自分の中でこの白いカーテンは夏用と決めていて、「このごろ暑くなってきたな・・・」と感じたら、毎年替えるのです。
部屋の中でも表面積が大きいカーテンの色が涼しげになるだけで、部屋の全体の温度が下がったような気がします(実際に、体感温度が下がるそうですよ)。
そのほか、「かご」など夏らしい涼しげな素材のものを部屋に置いたりもします。ブータンで伝統的にお弁当箱として使われてきた竹かご、バン・チュンも、我が家で今まさに大活躍中で、スーパーで買ってきた食材などをかごに入れて、その見た目を楽しんでいます。
先日ふと、これはいったいどのように作られているのだろう・・・?と思い、Googleで検索したところ、とても良い動画を見つけましたのでご紹介しますね。
ブータン旅行・イベントを行っている「ヤクランド」さんが2012年にシェムガン県のジョカ村に赴き、実際に撮影された、全体で6分強ほどの動画です。
初めに登場する女性が、とても器用に口や刀を使いながら竹をするする~っとさばいて細長く加工しているその姿に、きっと目が釘付けになりますよ(笑)
bangchung making バンチュンの作り方(by YAKLAND1)
https://www.youtube.com/watch?v=IPlrSMZwonE
先ほど細長く加工された竹は、これまた器用にどんどん編み込まれていきます。ふと、経糸を一本一本手に取り、緯糸を通して柄を織り込んでいくブータンの織物づくりを連想しました。高い集中力が必要な作業です。
竹本来の色を生かした部分(バン・チュンの内側)と、ビビッドカラーに着色された竹を編み込んだ部分(バン・チュンの表側)の2枚を重ね合わせてバン・チュンの蓋(と受け皿がそれぞれ)が作られることがこの動画で分かります。
2枚に重ね合わせた後は、周りを円形に縛り、輪っか型の竹をはめて、バン・チュン独特の浅いお椀型に整えていきます。最後に、輪っか型の竹と2枚に重ね合わされた素材を細長い竹でかがり縫いし、しっかりと固定して出来上がりです。
途中の細かな作業は省略しましたが、それにしても、男性、女性問わず、皆さん感動するほど器用です。一つ一つの作業が体に染みついていて、その流れる作業を見ているのが、本当に心地よいのです。これはもう芸術ですね。。。
こうして改めて、目の前のバン・チュンを見ると、これまで以上にじわじわと愛着がわいてきます。皆さんもぜひお手元のバン・チュンをこれまで以上に大切にお使いくださいね。
また、今回バン・チュンに興味を持たれた方は、Bhutan Fortuneのオンラインショップでも販売しておりますので、ご覧になってくださいね。新商品も追加されていますよ♪
竹かご(バン・チュン)
http://www.bhutanfortuneshop.com/products/list.php?category_id=8
-by Perle
(参考)
これからの季節に大活躍?!バン・チュン 使い方 5選 !
http://www.bhutanfortune.com/blog-20170523/